秋といえば、「食欲の秋」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
なぜ秋は食欲が増すのか、食欲の秋に食べておきたい食材とその理由がご紹介します。
秋に食欲が増す理由
セロトニンとは脳内の神経伝達物質の一つで、「幸せホルモン」とも呼ばれる精神の安定に関わる物質です。主に日光を浴びることで分泌するため、日照時間が減る秋はセロトニンの分泌が低下する傾向にあります。セロトニンの原料に必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンがありますが、トリプトファンは体内では生成されないため食事から摂る必要があります。そのため、身体が不足したトリプトファンを補おうとして食欲が増すのではないかと考えられています。
食べておきたい食材
・サツマイモ
食物繊維が豊富に含まれているサツマイモは、便秘解消の助けにもなる食材です。むくみ対策になるカリウム、免疫力を高める効果を期待できるビタミン類も入っています。
水に溶けやすい栄養素が含まれているので、カットしてゆでるのではなく、蒸し器で蒸したり、レンジで温めたり、ホイルに包んで焼き芋にするのがおすすめです。
・キノコ類
スーパーで見かけるシイタケやシメジ、舞茸やナメコも秋が旬のキノコです。種類によって栄養素は異なりますが、ビタミンB群や食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンB群は疲労回復にも効果があるとされているので、トレーニング後に摂るのも良いです。
同じく秋が旬の魚と一緒にホイル焼きにするのもおすすめです。
・サンマ
脂が多いイメージですが、青魚の脂はオメガ3系脂肪酸といって人間の体に欠かせない成分です。貧血防止に効果がある鉄分や丈夫な体を作るためのビタミン類、カルシウムも豊富に含まれています。
オメガ3系脂肪酸を効率的に摂るために、新鮮な秋刀魚であればお刺身で食べたり、水に溶けやすいビタミン類をしっかり摂るために、旬のキノコを合わせて炊き込みご飯にするのももおすすめです。
栄養を意識してみながら食事を楽しみましょう。
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