この時期に取りたい食材と栄養
- luxia-fitness
- 10月1日
- 読了時間: 4分
こんにちは。パーソナルジムのラクシアです。
季節の変わり目は体調を崩しやすく、またトレーニングの効果を感じにくくなる方も多い時期です。身体づくりにおいて「運動」と同じくらい大切なのが「栄養」。特に季節の食材を上手に取り入れることで、免疫力を高めたり、疲労回復を早めたり、効率良く筋肉を作るサポートをしてくれます。
今回は、この時期(秋〜初冬)に積極的に取り入れたい食材を、栄養の観点からご紹介します。

1. きのこ類(しいたけ、舞茸、しめじ、エリンギなど)
秋といえば「きのこ」。きのこにはビタミンDが多く含まれ、筋肉づくりや骨の健康に欠かせないカルシウムの吸収を助けてくれます。また低カロリーで食物繊維が豊富なため、腸内環境を整えるのにも効果的です。
さらに、舞茸に含まれるβ-グルカンは免疫機能を高める働きがあり、風邪やインフルエンザが流行る前のこの時期にぴったり。トレーニングで疲れた身体の回復を助けながら、体調を崩さない強い身体づくりをサポートしてくれます。
調理法はシンプルに炒めたりスープに入れたりするだけでもOK。筋肉合成を考えるなら鶏むね肉や卵と合わせると栄養バランスがより良くなります。
2. 鮭
秋鮭はこの時期ならではの食材。鮭に豊富に含まれる「アスタキサンチン」という成分は強力な抗酸化作用を持ち、トレーニングによって発生する活性酸素から筋肉や細胞を守ってくれます。また良質なたんぱく質とオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)も豊富で、炎症を抑えたり血流を改善する効果も。
脂肪を落としつつ筋肉をつけたい方、関節や心臓の健康を守りたい方には特におすすめです。焼き鮭はもちろん、鍋やホイル焼きにして野菜と一緒に食べれば、トレーニング後の栄養補給にも最適です。
3. さつまいも・かぼちゃ
炭水化物は「太る」と敬遠されがちですが、筋肉をつけるためにも、トレーニングのエネルギー源としても欠かせません。特に秋が旬のさつまいもやかぼちゃは、単なるエネルギー源以上の働きを持っています。
さつまいもには食物繊維、ビタミンC、カリウムが豊富で、腸内環境を整えたり、むくみ防止に役立ちます。また血糖値の上昇が比較的ゆるやかなため、エネルギーを安定的に供給してくれます。
かぼちゃにはβ-カロテンやビタミンEが豊富で抗酸化作用が強く、免疫力アップにも最適。トレーニングで頑張った身体を内側からケアしてくれる強い味方です。
4. りんご・柿・梨などの秋の果物
果物はビタミンやミネラルの補給源として欠かせません。秋の果物には、それぞれ嬉しい効果があります。
りんご:ペクチンという水溶性食物繊維が豊富で腸内環境を整える。疲労回復を助けるクエン酸も含まれる。
柿:ビタミンCが豊富で、風邪予防や美肌効果に。アルコール分解を助ける働きもあり、飲酒が多い方にもおすすめ。
梨:水分が多く、運動後の水分補給やのどの渇きに最適。消化酵素を含むため胃腸の調子を整える効果も。
ただし果糖が多いため、食べ過ぎは要注意。朝食やトレーニング後など、エネルギー消費が多いタイミングで取り入れると効果的です。
5. 根菜類(にんじん、ごぼう、大根など)
寒さが増す時期に体を内側から温めてくれるのが根菜類です。特にごぼうは食物繊維が非常に豊富で腸活に役立ち、大根やにんじんにはビタミンやミネラルがバランス良く含まれています。
また、根菜類は噛み応えがあるため満腹感を得やすく、食べすぎ防止にも効果的です。ダイエット中の方でも安心して取り入れられる食材です。煮物や味噌汁にすると、身体も温まり、食事の満足度もアップします。
6. 発酵食品(納豆、キムチ、味噌など)
季節の変わり目は腸内環境が乱れやすい時期でもあります。腸の調子は免疫力やメンタルに直結するため、発酵食品を積極的に取り入れたいところです。
納豆:植物性たんぱく質とビタミンK2が豊富で骨の強化に。
キムチ:乳酸菌が腸内環境を整え、唐辛子成分が代謝を高める。
味噌:必須アミノ酸や酵素が含まれ、消化を助ける。
特にトレーニング後はたんぱく質と一緒に摂ることで、筋肉合成の効率もアップします。
まとめ
この時期に取りたい食材をまとめると、
きのこ類 → 免疫力UP、ビタミンD補給
鮭 → 良質なたんぱく質、抗酸化作用
さつまいも・かぼちゃ → エネルギー源+ビタミン補給
秋の果物 → 疲労回復、腸内環境改善
根菜類 → 体を温め、食べ過ぎ防止
発酵食品 → 腸活&免疫力向上
季節の食材を上手に取り入れることで、単に「食べる」以上に「身体を整える」効果が期待できます。ジムでのトレーニング効果を最大限引き出すためにも、ぜひ日々の食事に意識的に取り入れてみてください。
食事と運動の両輪で、この秋冬を元気に乗り切りましょう!
